Ubuntu の USB ブート

ubuntu を USB フラッシュメモリからブートできるようにしました.
前提として USB ブートできるマシンでしか USB フラッシュメモリだけではブートできません.

他にやっている人がいたので,いろいろと参考にしてやってみたのですが,私は普通に HDD に OS をインストールする容量で USB メモリに OS をインストールするものと思っていたのですが,違うようですね.

どうやら,USB メモリに仮想的にライブ CD 領域を作成して,そいつを boot loader として USB メモリ内の (別のパーティション) の OS 領域を呼んでくるみたいなやりかたのように感じました.


最新版の ubuntu 8.10 では GUI で簡単にできるようですが,compiz でエラーがでる ? ので修正が必要だとか,使えないアプリがあるとか ? で,8.04 LTS の方がよいということを書かれてあったので,8.04 でやろうとしたのですが,ubuntu のフォーラムに書かれてある通りにしても途中でこけました.

8.04 も GUI とまではいきませんが,install_usb という shell を用意してくれており,とても親切なのですが,途中の cp のところで permission error とでて失敗します.


何でだと思いつつ,そこまで暇でもないので,8.10 をインストールすることにしました.そこで,もう一度 ubuntu フォーラムのページを見たところ,GUI で出来ると書いてあるのに,説明が 8.04 と同じ….
これはおかしいと思い,他にインストールをされている方のページを参考にしたところ,いとも簡単にインストール出来ました.


以下に簡単に説明します.

1. ubuntu の Live CD を用意
(いろんな OS が入ってる DVD でもいいですが,その分 USB の容量が制限されます.)

2. FAT32 か何かでフォーマットした USB フラッシュメモリを用意
(ubuntu の gparted とかでフォーマットするのが楽,容量は最低 1 GB は必要)

3. Live CD で ubuntu 8.10 を起動

4. [システム管理メニュー] - [create USB Startup Disk] を起動

5. Make USB Startup Disk というアプリが起動

6. USB フラッシュメモリを挿入するとアプリ上で認識される

7. "USB disk to use" の欄でデバイスが正しいか確認

8. "Stored in reserved extra space" でストレージ領域を調整


後は,Make Startup disk のボタンを押すと数分/数時間後に USB でブート可能な ubuntu が出来ています :)